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新宿の顧問弁護士なら弁護士法人岡本(岡本政明法律事務所)

当事務所では、上場企業(東証プライム)からベンチャー企業まで広範囲、かつ、様々な業種の顧問業務をメインとしつつ、様々な事件に対応しております。

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コラム - 最新エントリー

 

1.     前回、当事務所の傍にある「新宿御苑」を紹介しましたが、掲載した直後、新宿御苑にある「旧御凌亭・台湾閣」を舞台にする小説に出会いました。
事務所で「疲れたな」と思う時、靖国通りにある古本屋に行くことがあります。100円程度で文庫本が買えるのですから、新本を売る紀伊国屋に行くより得をすると思うからです。

 なんと、そこで新宿御苑の案内図が冒頭に掲載された小説を発見しました。著者は大沢在昌氏で、「毒猿 新宿鮫供廚箸いΨ沙ものの小説です。20年程前に著作された小説で、新宿鮫シリーズのものでしたが、さっそく購入しました。

 大分前に発行された小説でしたが、私にとっては本当に新鮮でした。

 本小説は「旧御凌亭・台湾閣」を舞台にして、台湾から潜入した殺し屋と、警察とが対決する捕り物帳でした。休園中の新宿御苑に塀を超えて侵入する場所の選択や、目印もない小道が正確に引用され、闘争の場所として選択されている内容に驚きました。

千駄ヶ谷門の近くを歩いたことがあるのですが、御苑の塀が直ぐ傍にあることに驚きましたが、大沢氏もこれを利用され、侵入場所として選ばれたのだと思うと驚きです。

小説としても面白かったのですが、台湾閣の詳細が正確に紹介されていてショックでした。

 

2.     前回、新宿御苑公園とのお付き合いは長いと書きましたが、残念です。30年以上のお付き合いの中で台湾閣を見に行った記憶はあまりありません。1度か2度程度のものと思われます。
 台湾閣は、新宿駅近くの正門から入園しますと、南側に大分入らねばなりません。千駄ヶ谷に近い場所といえます。私は、事務所が大木土門の近くであるため、正門の利用が少なく、池に着いても、亀や、ゆっくりと泳ぐ鯉を見ると満足して休憩所に入ってしまいます。こんな理由で、台湾閣まで足を延ばせなかったのでしょうね。

台湾閣は、昭和天皇の御成婚記念として、1927年(昭和2年)に建てられた台湾風木造建築で、東京都選定歴史的建造物に指定されています。台湾閣と反対の北側にある天皇や皇族の休憩所である「旧洋館御休所」と比較して、池の傍に建てられているだけでも見る価値があります。

3.     今回、二度も台湾閣を訪問しました。

一度目は、大木土門から入園し、「中の池」の橋を渡って台湾閣に行きました。台湾閣の見晴らし台に直接着いたのですが、見晴らし所は狭くて感動するほどではありませんでした。この道は、大沢在昌氏の小説に登場するルートでしょうね。

何となく不満だったことから、再度、正式なルートである正門から入ることにしました。

正門から南に休憩所を通り、池にぶち当たるように歩きました。

池までには休憩所があり、そこでケーキを食べたりして南下しました。池にぶち当たり、正面に台湾閣を見て驚きました。池の傍に2階建てになった「台湾閣の見晴らし台」が絶妙にマッチして絶景なのです。特に池とともに見る「見晴らし台」の絶景に驚きました。

見る位置によって、こんなに見え方が変わるとは思いませんでした。確か一度は見る価値がある風景です。

 

4.     私は、昼食をとる際、新宿御苑の傍に立つ四谷区民ホールによく行きます。ここには図書館もあり、昔は調べ物をする際に良く利用しました。最近は図書館にはあまり行かなくなりましたが、九階のホットドッグ店には良く行きます。

   ここからは、新宿御苑の入り口が見えるのですが、西洋庭園の一部も見えるのです。渋谷方面のビル群も見え、素晴らしい眺めです。

昼食を取りながら、新宿御苑の散歩も兼ねているのですから本当に便利です。ただ御苑の中で大きな木を見上げる素晴らしさがないのが不満です。種々の草花に直に接する機会も欲しいのです。

しかも御苑の中では、鳴く鳥も、休憩する亀も、のんびり泳ぐ鯉も見られるのですから・・・

 

5.    今回も、新宿御苑の素晴らしさの紹介です。

再度申し上げます。

皆様、新宿御苑においで下さい。

そして、当事務所にお寄り下さい。

 

 

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当事務所の岡本直也弁護士が法律監修を担当している「Believe‐君にかける橋‐」(テレビ朝日系列、木曜21時)が放送中です。

テレビ朝日開局65周年記念 木曜ドラマ『Believe−君にかける橋−』|テレビ朝日 (tv-asahi.co.jp)

「Believe‐君にかける橋‐」は、「白い巨塔」などで知られる井上由美子さんが脚本を担当し、木村拓哉さんが主演している連続ドラマです。
天海祐希さん、竹内涼真さん、斎藤工さん、小日向文世さん、上川隆也さん、北大路欣也さん、山本舞香さん、一ノ瀬颯さんなどの豪華俳優が出演しています。

木村拓哉さん演じる狩山陸の設計した橋が崩壊し、狩山陸は実刑判決を受け、刑務所に入ることになってしまいます。その後、狩山陸は刑務所から脱走して、真犯人と真相を探るべく奔走するというストーリーです。

とても面白いエンタメ作品ですので、是非とも楽しんでご覧ください。 

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 令和6年4月17日、内閣府の規制改革推進会議の「第5回 働き方・人への投資ワーキング・グループ」に当事務所の岡本直也弁護士が出席し、「競業避止義務」について説明してまいりました。

「規制改革推進会議」は、内閣府設置法第37条第2項に基づき設置された審議会で、内閣総理大臣の諮問に応じ、経済社会の構造改革を進める上で必要な規制の在り方の改革に関する基本的事項を総合的に調査・審議しているものです。

会議においては、「競業避止義務」に関する裁判例の考えた方なども踏まえ、今日的課題等を解説しています。

議事次第については、以下のウェブサイトから確認できますので、ご覧ください。
第5回 働き方・人への投資ワーキング・グループ 議事次第 : 規制改革 - 内閣府 (cao.go.jp)

また、会議の様子については、You Tubeから確認することも可能ですので、
以下のウェブサイトからご覧ください。
【LIVE配信】第5回 規制改革推進会議 働き方・人への投資ワーキング・グループ (youtube.com)

このように、当事務所は、「競業避止義務」に関して専門的な知見を有していますので、「競業避止義務」に関して気になっている方は、是非とも気軽にご相談ください。

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1.      当事務所の会議室の窓から、公園である新宿御苑の緑が少しだけ見えます。当事務所は、新宿通りに面しておりますが、新宿御苑公園に近接しております。事務所に来ていただく際の丸の内線の駅の名前が「新宿御苑前」ですから、皆様、当然御存知のことだと思っておりました。ところが、“新宿御苑に来ても、親族である私の事務所は訪問しなかった”などという話は本当に何回も経験しました。「どうして尋ねてくれないの」と何度も言いました。
 今回は、新宿御苑の紹介を兼ねて、私の新宿御苑に対する思いを紹介させていただきます。

2.     新宿御苑公園とのお付き合いは、この地に事務所を構えてからですから、30年以上になります。事務所から正門までは、多少時間がかかりますが、大木戸門には5分もかからないでしょう。
 大木戸門を入ったすぐ先の大木戸休憩所に座って玉藻池を眺めていたのは数え切れないほどです。疲れたり、少し心に余裕が欲しいなと思ったりしますと、そこから池を眺めておりました。水鳥が遊んだりしているのを見ていると、理不尽なお客様とのやり取りも“どうってことはない”と感じられました。そこから池に降りて池を横断し、森の中に入ると、別の世界に入ったように感じられたものです。
 また、この池が、江戸時代の高遠藩内藤家の領地のようになった経緯として、徳川家康に由来すると知って驚きました。家康が内藤氏に対して、“馬で走ってこい、その走った分をお前に与える”と言ったというような話も、その頃何かの資料で読みました。その流れで、この地域の領主が内藤家にあると知り、内藤氏の墓所である「太宗寺」にも何度も行きました。内藤氏の墓所が観光資源としては物足りないと感じたこともありました。従って、お墓参りのようになりましたが、猫のいる寺として有名ですので、猫を見に行ったことにもなりました。

3.     正門付近も随分変わりました。
 高島屋方面に抜ける高速道路風の歩道は、まだ1回しか歩いたことがないのは残念です。でも新宿御苑の樹木を左手に見ながらの散歩は素晴らしかったです。
 ところで、その時に気づいたのですが、都立新宿高校の建物も変わりましたね。高等学校はいいのですが、そのすぐ先の神社はそのまま残っているのでしょうか?新宿三丁目駅方面から歩いて正門に出るのが通常のルートで、神社はその傍ですが、この近辺の整理がどこまで進んだのか最近確認していないので心配です。大分前になりますが、お賽銭をお入れしたのを覚えているくらいですから、気になります。

4.     2週間ほど前、用事があって正門のすぐ傍を通りました。
正門には溢れるほどの人で行列が出来ておりました。正門から観光客があふれ出ておりました。桜見物なのでしょうが、これでは人見物になってしまうと驚きました。しかも外国人が多く並んでおられ、正門が遠くて見えないほどの人だかりでした。驚いて事務所の先生に報告したくらいです。
 正門を入ってすぐ近くの樹木はかなり貫禄があって、私の頭の上を覆いかぶさるほどのものであったことを記憶しております。これらの木々が桜であったなら、素晴らしいでしょうね。正門から入る場合、種々の木々を鑑賞するのが正常な観光でしょうが、木々の名前を知らなくとも圧倒されました。今回、コラムを書こうと考えたなら、正門も訪問しないといけないと反省しております。でも正門の近くには食事所や休憩所があって、一人で行くのはもったいないと思います。
 ところで3年程前のことを思い出しました。弁当というのか食事処の値段があまりにも高いと事務所の先生に報告したことを覚えております。これだけ人気なら仕方ないのでしょうかね。

5.     私は、広々とした広場に座るのも好きです。多くの人が、ビニールを引いて、その上に座り、談笑されたり食事をされたりしておられます。昔、事務所の皆様とビニールを引いて食事をしたことも思い出しました。懐かしいですね。
 新宿御苑は本当に広くて、遠くの木々を見ていると私の故郷を思い出します。私は田舎の生まれですから、木々に囲まれて育ちました。山に囲まれた田舎の育ちですが、平野のようになっている場所での木々の鑑賞は新宿御苑だけです。
 広々とした緑の中で、代々木方面の高層ビルを見ながら、ボウと座っているのも心の洗濯に大変いいと思います。
 もっとお伝えしたいのは池からの風景鑑賞です。池がかなり遠くまで続きますが、池の中にかけられた橋から遠くまで続く池の風景は絶品です。何枚も写真にとっております。池には鯉や水鳥がいて、それも面白いです。池の風景は最高です。

6.     今回は、新宿御苑の紹介です。
皆様、新宿御苑においで下さい。
そして、当事務所にお寄り下さい。

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1.     今回の題名には本当に悩みました。納骨堂で“寛ぐ”など不謹慎だと言われても、それはそれで当然のことでしょう。最近、頻繁に不幸に接し、何度か納骨堂や火葬場に行くうち、そのロビーから見える広々とした近隣の景色に何故かホッとする気持ちを感じたのです。多少ではありますが、寛ぎの気持ちを感じた状況に自分でも不思議に思いました。

これらの施設では多少時間がかかることは当然ですから、その間、ロビーに座って、外に広がる周囲の景色を見ているしかありません。周りを取り囲んだ山や、その下の人家や田地や川を見ているうちに、落ち込んだ気持ちから、多少寛ぎの気持ちが湧いてくることに気づきました。本当に周囲の眺めがよく、その自然の中に人の生きている気配が漂ってくるのです。

2.     早速、納骨堂や火葬場に関する法律の調査を始め、「墓地、埋葬等に関する法律」(昭和23年法律第48号)を読みました。規定は、たった26条しかないのですが、丁寧な規定の仕方に感心しました。

第一条「目的」の項は次のように規定されています。
「この法律は、墓地、納骨堂又は火葬場の管理及び埋葬等が、国民の宗教的感情に適合し、且つ公衆衛生その他公共の福祉の見地から、支障なく行われることを目的とする。」
第二条では「火葬」、「改葬」、「墳墓」、「墓地」、「納骨堂」、「火葬場」等の定義があり、国民の宗教感情等に配慮しながら、施設の設置には都道府県知事の許可を軸にしております。

3.     次に、納骨堂の経営の許可に関する最高裁判決(令和5年行ヒ150号 令和5年5月9日付第三小法廷判決)を見てみましょう。納骨堂や火葬場の多くが、市街地から多少離れて建築され、建物の周囲が開けた場所に設けられている理由が分かります。

事案の要旨は次のようなものです。
大阪市は「墓地、埋葬法等に関する法律」を受けて「大阪市墓地、埋葬等に関する法律施行細則」を定めております。その内容によりますと、市長は、上記墓埋法10条の規定による納骨堂の施設の変更等の許可申請があった場合、当該申請の墓地等の所在地が、学校、病院及び人家の敷地から概ね300メートル以内の場所にある時は、当該許可を行わないものと規定しています。しかしながら、但書きで、市長が、当該墓地等の付近での生活環境を著しく損なう恐れがないと認めるときは、この限りではないと規定しているのです。
上記解釈を前提にして、本件納骨堂から100メートル以内に居住する住民から、本件の大阪市長の許可の取り消しを求める訴訟提起がなされた事案です。
上記最高裁判決は、周辺住民の原告適格は認めましたが、大阪市長の許可については是認した判決となりました。
取り消しを求める原告適格が争われた事案でしたが、納骨堂や火葬場等の場所決定について大変勉強になりました。良いタイミングで最高裁の判決に遭遇したことになります。
でも現場に行って周辺環境を勉強もしないで判例を紹介することには忸怩たる思いがあります。問題となっている納骨堂で「寛ぎの気持ち」が味わえるかどうか、実地調査をしたくなりました。

4.     これまで、納骨堂や墓地等の存在が原因で、紛争になるなど考えたこともありませんでした。寧ろ、寛ぎの場所として争いごとから回避されるものとして考えていたように思います。

ところが、本コラムにおいて何度も紹介してきました濱嘉之氏の小説「プライド 警官の宿命」、第二巻となる「プライド2 捜査手法」を読みますと、宗教施設である霊園用の土地が紛争の対象として問題となった事件も紹介されております。
その事例として、反社会的勢力が、東京と神奈川を間にする霊園用の土地を買い占め、様々な宗教施設や霊園を作っていることから発生した事件の紹介もありました。これに宗教に関係する組織がからむのですから、大事件に発展することは私でも理解できます。
この二つの小説は、警察の捜査手法や組織を詳細に紹介するものですが、小説というより事実の紹介という内容です(そうでなければゴメンナサイ)。
警視庁の組織構成や、捜査の仕方が事実に即して詳細に述べられております。特に、「プライド 2」の警視庁の組織の詳細な紹介には関心がない人には読み切ることが難しいほどの内容です。私は濱さんのファンですから、面白く読みました。警視庁の内部の様子や事件捜査の内容を知って驚いております(国や警察、特に警視庁と揉めないのか?などという感想は不要でしょうね)。 
納骨堂で感じた気持ちが、このように随分違った内容になったことに自分でも驚いております。

 

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本年2月28日、当法人の岡本直也弁護士が、一般社団法人企業研究会において、「 営業秘密と競業避止義務にまつわる実務」と題した講演を行うことになりました。
【オンライン/会場】営業秘密と競業避止義務にまつわる実務 - 企業研究会 (bri.or.jp)

一般社団法人企業研究会は、東京ガス株式会社の相談役が会長を務め、旭化成、長谷工不動産ホールディングス、ヤマトホールディングス、日本製鉄の役員らが副会長などを務める法人です。
ご挨拶・役員紹介 | 一般社団法人企業研究会 (bri.or.jp)

本講演では、法務担当者らを対象として、営業秘密管理に関する対策、営業秘密侵害行為に巻き込まれないための対策、営業秘密侵害行為が発覚した場合の対応方法、競業避止義務を課す方法、競業行為をされた場合の対応方法等についてお話しさせて頂きます。
企業における情報やデータの重要度がますます高まる中、法的な対応をどのようにしておけば企業が守られるのかについて是非とも知って頂けますと幸いです。

どうぞよろしくお願い致します。

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 1.  近年、個人情報の漏洩や流出に関する事故が多数報道されています。本年1月24日には、個人情報保護委員会は、NTT西日本の子会社から約900万件の個人情報が流出した問題で、情報管理体制の不備等による個人情報保護法違反があったとして、是正勧告を出しました。
過去には、個人情報保護委員会が、LINE株式会社に対して指導を行ったこともあります。この際、LINE社が委託等した個人データは秘匿性が高く、数量も多いことから、不適切な取扱いが生じた場合の影響が大きいことが指摘されています。

2.  個人情報漏洩は、ー社からの漏洩、委託先からの漏洩に分けられます。
そして、自社からの漏洩は、顱暴抄醗等からの漏洩、髻縫汽ぅ弌執況癲壁埓汽▲セス)による漏洩に分けられます。
従業員等が故意によって漏洩した場合には、営業秘密漏洩の問題になりますので、営業秘密に関するコラムをご覧ください。

3.  個人情報漏洩が発覚した場合は、特に初動が重要です。
まずは、事実調査を行い、証拠を保全することが重要です。特にデジタル証拠については、簡単に抹消されてしまいますので、デジタルフォレンジック業者に保全してもらうことも含めて検討することが重要です(フォレンジック業者は当事務所でもご紹介差し上げることが可能です)。
次に、被害拡大を防止することが必要です。例えば、ECサイトから個人情報が漏洩した場合、問題となったECサイトを閉鎖しておかないと更なる被害が生じかねません。
クレジットカード情報が漏洩した場合、クレジットカード業界のセキュリティ基準であるPCI DSSPayment Card Industry Data Security Standard)に関する報告書を作成してもらう必要がありますが、一般人には分かりづらい記載になっていることが少なくないので、法的にどのように読めばよいのかについて、弁護士に相談したほうが良いと思われます。場合によっては、弁護士同行の上、報告書を作成した業者に説明を求めることをしても良いと思います。
なお、個人情報漏洩保険に加入している場合には、保険会社に連絡して保険の活用を検討することが重要です。

4.  個人情報漏洩(漏洩の恐れを含む)が生じた場合、下記の要件に該当する場合には、個人情報保護委員会への報告を行う必要があります。

要配慮個人情報が含まれる個人データの漏洩、滅失若しくは毀損が発生し、又は発生したおそれがある事態
⇒例えば、従業員の健康診断情報が漏洩した場合

不正に利用されることにより財産的被害が生じるおそれがある個人データの漏えい等が発生し、又は発生したおそれがある事態
⇒例えば、ECサイトからクレジットカード番号を含む個人データが漏洩した場合(クレジットカード番号の下4桁のみとその有効期限の組合せの漏洩の場合は除く)

不正の目的をもって行われたおそれがある個人データの漏洩等が発生し、又は発生したおそれがある事態
⇒サイバー攻撃により個人情報が漏洩した場合

個人データに係る本人の数が千人を超える漏えい等が発生し、又は発生したおそれがある事態

5.  上記要件に当てはまる場合、漏洩等が発生した恐れのある個人データを取り扱う事業者は、発覚後、概ね3〜5日以内に、個人情報保護委員会に速報する必要があります。
そして、発覚日から30日以内(不正な目的をもって行われた場合にあっては、60日以内)に、個人情報保護委員会に確報(続報)する必要があります。

6.  個人情報保護委員会に報告する事態が生じた場合には、速やかに郵送や電子メール等で本人に通知する必要があります。
但し、ECサイト(オンラインショップ)での個人情報漏洩等の場合、一般消費者に対する通知が困難な場合があります。例えば、保有する個人データの中に本人の連絡先が含まれていない場合や連絡先が古いために通知を行う時点で本人へ連絡できない場合が該当します。
このような場合には、事案の公表を行い、問合せ窓口(前述したコールセンターの設置を含む)を用意してその連絡先を公表し、被害者が自らの個人データが対象となっているか否かを確認できるようにすることが考えられます。被害者との間で損害賠償に関する話し合いを行う必要が生じる可能性もあります。

7.  委託先が個人情報を漏洩させた場合には、委託先に対する損害賠償請求を行うことも検討する必要があります。
この際に重要なことは、委託先に対して損害賠償請求をするのであれば、委託先の責めによる情報漏洩であることを立証しなければならないということです。委託先が情報漏洩をしたという事実だけで損害賠償請求をしても認められるわけではないからです。

8.  当事務所では、個人情報などの情報管理・情報漏洩に関わる多数の事案に関わっています。
個人情報漏洩が生じた場合には、判断を誤らないことが重要ですので、早目に当事務所にご相談頂くのが良いと思います。
                     
                                                     
以 上

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1.    前回は、マンション管理の大枠について、事例をあげて説明しました。今回は、その続きとなります。
 意外と揉めた事案の紹介ですが、マンションに付属して設けられた駐車場を巡る案件です。
 随分昔の話ですが、大型マンションの建設に際して、規模の大きな駐車場が設定されていました。当時は車社会の少し前のことでしたから、駐車場に空きがあったのです。この駐車場が、近隣の車所有者の駐車場としても貸出しされていました。ところが、日本経済の爆発に際し、殆どのマンション入居者が車を利用するようになってきました。マンション居住者が、マンションに付随する当該駐車場を利用できないなんておかしいと苦情が出るようになるのは当たり前の話と考えられます。
 私は、管理組合から、今回開かれる管理組合総会が駐車場利用方法を巡って炎上しそうなので、弁護士として出席してほしいとの依頼を受けました。
 難しい問題は、駐車料金が外部貸し出しでは、入居者貸出より高額になっており、その収入が管理組合のためにも利用されていたのです。管理組合の打ち合わせ費用としても使用されておりました。これらの費用が管理組合の費用として利用されることに何の問題もないのですが、それが減少することは管理組合の理事者にとって大変な問題でした。
 入居者の主張も当然のことですから、総会は大変でした。

2.    振り返ってみますと、何人もの私の友人が管理人の仕事を行っていたことを思い出しました。
 私が受験した当時の司法試験は本当に難しい試験でした。3パーセント程度の合格率と言われた時代でしたから、管理人をしながら受験に挑む友人も何人もいました。
 受験との両立を考えると管理人は適当な職業だったのでしょうか?
 実は、友人が勤務する宿直室を訪ねたことが何度かあります。懐中電灯を持って見回りをしたり、箒を持って歩いたり、来客の応対をする友人の仕事を見ていると、「大変だな、自分は良かった」と感傷に浸りました。
 でも最近でも受験勉強との両立を考えて管理人をする人がいらっしゃるのです。管理人の現場を見る機会が時々あるのですが、そのような方々をみると「頑張れ」とエールを贈りたくなります。

3.    マンション管理人を辞めさせたいとの相談を受けたことも何度かあります。
 居住者から“管理人が業務をきちんとやっていない”として苦情が出ることも多いのです。“ゴミが散らかっている”、“ポストから郵便物がはみ出し、第三者が取り出せる”、“口の利き方が横柄”などという苦情が意外と多いのです。受験者のアルバイトのため、プロ意識が欠如しているせいでしょうか?
 横柄な対応も多くあるようで、管理組合も放置できなくなる事案もありました。受験勉強をやっているからというのは言い訳になりません。当方は弁護士ですから、何度指導しても業務が適正に遂行されないなら、解雇もやむをえないと応じざるをえません。
 管理人業務は片手間でやっているという管理人に味方するわけにはいかないのです。

4.    マンション管理人の論点に行き着きました。
 マンション管理人は立派な職業ではありますが、マンション管理人に特別の資格は不要です。しかし、マンション管理人に関連する資格の種類をお聞きになると、きっと驚かれる方が多いと思います。「管理業務主任者」、「マンション管理士」、「マンション管理員」等の資格があり、そのための試験があるのです。
 「管理業務主任者」、「マンション管理士」の資格は国家資格で、一般社団法人マンション管理業協会と公益財団法人マンション管理センターが指定試験機関となっております。
 「管理業務主任者」は、管理会社に所属し、マンション管理のマネジメントを行い、管理組合をサポートしたり、管理人を束ねたりするのが役割です。「マンション管理士」は、マンション管理のエキスパートと呼ばれる人たちで、マンションの管理規約や大規模修繕の計画を策定したりして、管理組合の立場に立ってマンション管理のサポートをする役割を荷っております。
 これまで上記試験についての詳細までは知りませんでした。でも友人が司法試験以外に上記の試験を受験していた関係で存在自体は聞いておりました。

5.    今回は、昔の友人を思い出す良い機会になったと思います。

 

 

 

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この度、当事務所の岡本直也弁護士が 「BUSINESS LAWYERS」という企業法務に関する運営主催で善管注意義務に関するセミナーを2度行いました。

1度目は、令和5年10月12日に下記の「Q&A善管注意義務に関する実務」セミナーを行いましたが、受講者の満足度が80%を超えていたと伺っています。
https://www.businesslawyers.jp/seminars/235

2度目は、令和5年11月7日に下記の「Legal Innovation Conference 〜事業を加速するリーガルテック〜」の法務に役立つミニセッションとして、「いま気を付けておくべき善管注意義務」と題するセミナーを行いました。
https://www.businesslawyers.jp/seminars/238

主に話題となっているビッグモーター事件やジャニーズ事務所性加害事件などの具体的な事例を挙げて、企業や取締役の善管注意義務ひいてはコーポレートガバナンスやコンプライアンスにつながる企業法務の解説を行いました。

当事務所は、企業法務に関して、様々な知識と実務経験を有しており、様々な企業の方に対して適切なサービスを提供することが可能です。取締役の善管注意義務に関する問題をはじめとして、是非とも、企業法務に関するお問い合わせを頂けますと幸いです。

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当事務所の岡本直也弁護士が個人情報漏洩事件について日本経済新聞に取材を受けました。
2023年9月16日付け日本経済新聞朝刊に取材内容が掲載されていますので、下記サイトをご覧ください。
転職先に名刺データ、問われる管理 個人情報提供疑いで初逮捕 - 日本経済新聞 (nikkei.com)

企業が管理する情報の中には、重要ではあるものの不正競争防止法上の営業秘密に該当しない、というものも少なくありません。不正競争防止法の要件はそれなりに厳しいからです。
しかし、不正競争防止法で保護できない情報だからといって漏洩させた者の法的責任を追及できないのでは企業にとって問題です。

その一つとして、今回問題になったのが「個人情報」です。
個人情報保護法179条は、業務に関して取り扱った個人情報データベース等を自己若しくは第三者の不当な利益を図る目的で提供し、又は盗用したときは、一年以下の懲役又は五十万円以下の罰金に処することとされています。
個人情報保護法の不正提供容疑での逮捕は今回が全国で初めてということですが、今後は、このような個人情報の第三者提供が厳しく対処されていくことも考えられます。

御社で個人情報漏洩に関して問題が生じた場合、或いは個人情報漏洩に関してリスク管理や予防が必要な場合には、気軽に当事務所にご連絡くださいますようお願い致します。

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